JR九州は27日、佐賀市のJR佐賀駅高架下西側のリニューアルの概要を明らかにした。開発コンセプトを「さが発・さが初」とし、飲食と食物販ゾーンを設ける。20店舗程度を想定し、今夏に着工して2023年春の開業を目指す。
9月の九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎(西九州新幹線)の開業を起爆剤とした西九州エリアのまちづくりを推進する一環で整備する。リニューアルのエリアは約2800平方メートル。佐賀の「魅力発信」、鉄道高架を屋根に見立て、コロナ下で好まれるオープンスペースの「半屋外空間」、キッチンカーやイベントによる「可変性」の三つの特徴を備える。
定例会見で古宮洋二社長は「東側は店があるが、西側は模型を置いた寂しい空間になっていた。今の器の中で人が集まる空間を考えた。駅自体のにぎわい、駅から市街地へのにぎわいにつなげていければ」と語った。東側の「えきマチ1丁目佐賀」とは別名にする。
駅ビル開発の可能性について古宮社長は、熊本や大分での駅ビル建設時と異なり、佐賀駅は1976(昭和51)年に移転して駅の周囲にJRの土地がないことを説明。その上で「佐賀駅は乗降客数が10番目前後の大きな駅。土地を持たない中で、この駅をどうしていくかは私たちの大きな課題」と述べた。(宮﨑勝)
佐賀駅高架下西側が新しく 飲食と食物販ゾーン、2023年春開業 - 佐賀新聞LiVE
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