お悩み解消に向け、9月に『簡単&アレンジ広がる』をテーマにした食物アレルギー配慮レシピを8品公開し、調理負 担軽減とアレンジによるレパートリーの拡充につながる活動を行いました。外出自粛傾向が続いていた2021年3月には、 春休みに子どもがお手伝いをしながら楽しく料理ができるように『親子で楽しむ手作りメニュー』をテーマにしたレシピを6品 公開しました。2021年1月にプロジェクトAに参画したケンミン食品の食物アレルギー配慮商品も取り入れ、よりバリエー ション豊かなレシピ展開となりました。
(※)日本ハム調べ(2020年7月、n=304 食物アレルギーをお持ちの同居のご家族がいらっしゃる方 複数回答)
2.教育現場から食物アレルギーの理解・関心を深める
Withコロナを意識する声も聞かれるようになった2021年度(2021年4月~2022年3月)は、直接的なイベント ができない中での新たな活動として、教育の場を通じて食物アレルギーについての理解を深める情報発信に取り組み ました。食物アレルギーの症状は、大人よりも子どもにあらわれる傾 向がある一方で、子どもの頃に食物アレ
さらに副読本を活用した「オンライン出前授業」を実施。プロジェクトAが講師となり、食物アレルギーについて直接伝 える場として、オンラインで小学5~6年生に向けて授業を行いました。参画企業1社で1校を担当し、2月末までに 計4校(大阪・兵庫・広島・千葉)で実施、延べ287人の児童にご参加いただきました。 「オンライン出前授業」では、副読本を活用した食物アレルギーについてのクイズや食物アレルギー配慮商品を使っ て食品表示の見方やパッケージ・製造工程での工夫等を伝えました。
3.副読本配布・オンライン出前授業についてのアンケート結果
・先生が学校で副読本を申し込んだ理由としては、「食物アレルギーの児童が校内にいる」ことや、「知識を身につけ てほしい」といった理由が多く寄せられました。また、一部の回答に「授業で使いやすい教材がなかった」という声があり、この副読本が先生の現場で抱える悩みの解決に寄与できたと考えています。
・先生が副読本を活用して授業を行った感想として、食物アレルギーに関して「児童の理解が進んだ」(71%)と いう回答が最も多く、「児童にとって分かりやすい内容だった」「食物アレルギーの理解が深まった」といった声が多く寄 せられました。 また一部の回答で「工夫によって食事が楽しめる、という前向きな反応に変化した」「食物アレルギー に配慮できる子が増えた」といった、児童の意識や行動に変化が見られたという声もあり、行動の変化まで促すことができました。
・「オンライン出前授業」にご参加いただいた小学校の児童からは、「いろいろな食物アレルギー配慮商品を作ってい ることを知って驚いた」「表示の見方がわかった」「食品パッケージに気を付けていきたい」といった声が寄せられ、食品 メーカーによる授業ならではの気付きや学びを得てもらう機会となりました。
4.「プロジェクトA」の2022年度活動について
2022年度の活動では、継続してのオンライン出前授業実施や、副読本の配布部数を増やす予定です。子どもたちの食物アレルギーへの理解・関心がさらに深まり、自分でできることを考えて行動することに繋がる活動をはじめ、「みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現」に貢献できるよう、食物アレルギーに関する情報発信や啓発活動を継続してまいります。
5.副読本について
小学校家庭科・健康教育・食育副読本 『知ろう!学ぼう!食物アレルギー ~みんなでいっしょにおいしく食べよう~』 監 修:今井 孝成(昭和大学医学部 小児科学講座 教授)
編集委員:曽我部 多美(前全国小学校家庭科教育研究会会長)
桂 恵美(東京都府中市立府中第一小学校養護教諭)
編集協力:長谷川 実穂(小児アレルギーエデュケーター 管理栄養士)
発 行:プロジェクトA(オタフクソース株式会社・ケンミン食品株式会社・株式会社永谷園、日本ハム株式会社・ハウス食品株式会社)
制 作:株式会社全教図
おうちで、学校で!コロナ禍でも食物アレルギーを伝える活動を展開 - PR TIMES
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