石川県志賀町で震度7を記録した地震は、津波被害や建物倒壊、火災など、きわめて大きな被害となっています。東日本大震災当時の記事の中から、避難中のみなさんや、今後の災害に備えるみなさんに役立てられそうな項目をご紹介します。(編集局コンテンツセンター)
命に関わるケースも 保護者は「わがままと思われたら」と葛藤
東日本大震災の発生直後、食物アレルギーのある子どもの親たちは避難所などで周囲の理解が得られず、食料確保に苦労しました。アレルギーに配慮した支援物資は少なく、誤って口にして深刻な症状が出た子どももいました。
混乱が続く避難所で、保護者は「好き嫌いやわがままと思われるのでは」と周囲の視線を気にして伏せていたといいます。しかし誤食で激しい症状が出た場合、命に関わるケースもあります。支援団体は「アレルギー患者も災害弱者」と正しい理解を求めています。
日本アレルギー学会が運営しているウェブサイト「アレルギーポータル」では、災害時のアレルギー対応をまとめたページを設けています。食物アレルギーのある人には、自宅に14日分の食料の備蓄を勧めています。避難所の運営者らには、アレルゲンの確認や誤食に注意を促し、緊急時の対応も掲載しています。
食物アレルギーのある避難者に理解を 東日本大震災の経験を振り返る - 河北新報オンライン
Read More
No comments:
Post a Comment