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Monday, May 22, 2023

乳児期に発症多い食物蛋白誘発胃腸炎 対処法を図で解説 - 教育新聞

 食物アレルギーの一つで、原因の食物を食べると嘔吐(おうと)や下痢を引き起こす「食物蛋白誘発胃腸炎」について、国立成育医療研究センターのアレルギーセンター、救急診療部、免疫アレルギー・感染研究部などはこのほど、厚労省難治性疾患政策好酸球性消化管疾患研究班と共同で、保護者や医療従事者を対象に、適切な対処方法を解説したアクションプランを作成した。子どもが誤って原因となる食物を口にしてしまった場合に、どんな症状に注目したらよいかや、救急車を呼ぶタイミングなどをフローチャートにしてまとめている。

食物蛋白誘発胃腸炎への対応を整理したアクションプラン

 多くは新生児・乳児期に発症する食物蛋白誘発胃腸炎は、重症例では脱水や循環血液量減少性ショックに至るなど、生命に危険が及ぶ場合もある。症例は世界的に増加しているが、日本での社会的認知度は高くなく、これまでも国内で食物蛋白誘発胃腸炎に関する対処法などを整理したアクションプランは作成されていなかった。

 アクションプランは表が保護者向けの「患者様用」、裏が医療従事者向けの「医療機関用」となっており、患者様用では、原因食物を食べて嘔吐してしまった際に、視線が合わない、泣き声が弱い、手足が冷たいなどの症状が一つでも出た場合は重症と判断し、救急車を呼ぶ必要があること、軽症・中等症とみられる場合でも、症状を観察し、嘔吐が治まった後に水分が摂取できないときは、医療機関を受診することなどの対処手順が図解されている。

 また、医療機関用には、食物蛋白誘発胃腸炎の症状や対処法などがまとまっており、アクションプランを活用することで、保護者が冷静に対処し、医療機関で適切な治療が行えるようになっている。

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