深海にすむ光るサメ「フジクジラ」は、発光に必要な化学物質「セレンテラジン」を自分の体内で作るのではなく、発光する魚などを食べて吸収していることを、中部大(愛知県)と高知大の共同研究チームが突き止め、国際科学誌に発表した。
中部大の大場裕一教授(発光生物学)は「餌となるハダカイワシも、他の光る生き物を食べて発光物質を得ている。食物連鎖の姿が見えてきた」と話している。
チームによると、フジクジラは水深250~860メートルの深海にすみ、体長は30センチ前後。体は藤色で、腹全体が青く光る。深海までわずかに届く太陽光の明るさに合わせて腹を光らせ、自分より深いところにいる敵から見つからないようにしていると考えられている。
食物連鎖、見えてきた 光るサメ、餌は光る魚 高知大、中部大共同研究 /高知 - 毎日新聞
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