一定期間、糖質を摂らない「糖質オフダイエット」が一時期トレンドとなり、一度は試したことがある人も多いのでは? 今では環境への配慮から、また健康志向な人のために代替食品も増え、スーパーマーケットでもいろいろな選択ができるようになっている。 【写真】ダイエット中でも食べられる! 低糖質なおやつ35 今回はお米の代わりに食べる「カリフラワーライス」にフォーカス! カリフラワーは白米と比べて栄養素やカロリーはどう違うのか、糖質オフダイエットで気を付けたいことなどを管理栄養士の植草真奈美さんに取材。
カリフラワーの栄養素
白米の代替品として注目されることが増えたカリフラワー。そもそもカリフラワーにはどんな栄養素が含まれているのだろうか。 「カリフラワーの代表的な栄養素はビタミンCです」と植草さん。 「ビタミンCは本来水に溶けやすく、加熱によって損失してしまう水溶性なのですが、カリフラワーに含まれるものは、比較的加熱に強いと言われています。細胞組織でしっかり守られているので、茹でたりしても、ほかの食材に比べるとビタミンCの量が減りにくいのです」 白米に比べると糖質はかなり低く、食物繊維が豊富なカリフラワー。カリフラワー自体にそこまで味はなく、いろんな料理と合わせやすい。また色や見た目が似ていることも、カリフラワーライスが白米の代替品として注目されている理由の1つだと植草さんは話す。
白米とのエネルギー量の差
白米はお茶碗約一杯分150gで234カロリー、生のカリフラワーは150gで42カロリーと、カリフラワーのエネルギー量は白米の約5分の1! 一方で、食物繊維量は白米2.25gに対して、カリフラワーは4.35gと、約2倍。食物繊維には整腸効果や血糖値上昇を抑制する働きがあり、厚生労働省が発信する「e-ヘルスネット」によると、日本人の食物繊維摂取量は減少傾向にあるという。食物繊維が不足していると感じる人が白米の代わりにカリフラワーを選ぶのはいいことかもしれない。
炭水化物は抜きすぎ注意? 悪影響が起こる場合も
白米よりもカリフラワーの方が食物繊維が豊富でカロリーも低く、ダイエットに向いている!と喜んで勇み足になりそうだが、ちょっと待って。植草さんによると、「極端に炭水化物を抜いてしまうことは体に悪影響を及ぼす」のだそう。その理由は? 「炭水化物は体のエネルギーになるもの。通常、炭水化物を摂取すると、糖質が分解され、ブドウ糖になって体に吸収されるのですが、脳がエネルギー源として使うことができるのはブドウ糖だけと言われています。極度に炭水化物を抜いてしまうと、脳のエネルギーが不足して集中力が切れてしまったり、いらいらしやすくなるなどの影響が考えられます」 「糖質、たんぱく質、脂質はエネルギー源となり、人の体にとって欠かせない三大栄養素ですが、糖質は分解と吸収がとても早く、すぐに体のエネルギー源になります。その糖質が足りないと、体が一生懸命エネルギーを作ろうとし、次はたんぱく質である筋肉を分解しはじめます。その結果、筋肉量が減って基礎代謝が落ち、痩せにくい体になってしまう可能性もあるのです」
デメリットも? 話題の「カリフラワーライス」について管理栄養士に取材(Harper's BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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