鍋やすきやきなど、栄養価の高いおいしいものがいっぱいの冬。しかし実は冬でも栄養失調になる可能性があるのです。
冬の栄養失調とはどういうことか。富山短期大学で栄養や食品のリスクなどについて研究する竹内弘幸教授に聞きました。
富山短期大学 食物栄養学科 竹内弘幸教授:「夏痩せって聞いたことがあるかもしれませんけれど、『冬痩せ』ということ。意外なことに冬になると同じ量を食べていてもエネルギーが足りなくなって、痩せていってしまう」
「夏痩せ」ならぬ「冬痩せ」。
冬になり寒くなると体をあたためようと基礎代謝が上がるためあたたかい時期に比べて10%ほど多くエネルギーを消費するといいます。
富山短期大学 食物栄養学科 竹内弘幸教授:「エネルギーの消費が増えてくると、ビタミンが欠乏してきて、疲れやすくなったり、皮膚がかさかさになったり、そういった症状が起きる場合があります」
エネルギーを消費する際、体はビタミンBを使うため特にビタミンB群を意識して摂ることが重要です。
ビタミンBを多く含む食品は豚肉やレバーまぐろ、さば、あさり、きのこ類、納豆(大豆製品)などがあげられます。
富山短期大学 食物栄養学科 竹内弘幸教授:「ビタミンBというのは、水溶性ビタミンなんですけれど、不足しやすいんですよね。体の中でずっとためておけないビタミンなので、日々摂らないと不足してしまうので、気をつけて摂る必要があるということですね。」
ポイントはビタミンB群の食品を取る前に、エネルギーをしっかりとること。
普段の食事よりも、おかずもお米も1割ほど多く食べるようにしましょう。
また、寒いときにはショウガや香辛料を多く含む料理を食べたくなりますが・・・冬型の栄養失調の対策としては注意。
身体があたたかくなる分、多くのエネルギーを消費してしまうため、ショウガや香辛料などはエネルギーとなる食品と一緒に食べることがおすすめだということです。
栄養面に気を付けて、健康な体で寒い冬を乗り切りましょう!
なぜ?冬場に栄養失調…寒さで体温を維持しようと基礎代謝が上がる エネルギーやビタミン不足に | 富山県のニュース ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN
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