食物学科 納庄康晴教授開発、ピオーネ使用したオリジナルワインの試飲会を実施
2023年12月21日 食物学科
12月12日(火曜)、食物学科の納庄康晴教授が開発したオリジナルワイン「INDIGO SOLEIL」の試飲会を本学新6号館で開催し、企業・団体・行政関係者など約20名が参加しワインを味わいました。
納庄教授は、高い品質規格を満たさないと納品することができない高級ピオーネぶどうに着目し、品質には問題ないが規格外ということで廃棄されているピオーネぶどうを活用したワイン開発を行っています。<2022年公開講座で開発に関する講義を実施>
飲み易い爽やかなスパークリングワインの開発を目指し、様々な製法を試行錯誤した結果、この度ワインが完成し試飲会を開くことになりました。
試飲会では、開発を行うこととなったきっかけや、ワインを醸造する工程、これまでに試してきた製法などの説明がありました。
また、納庄研究室に所属する食物学科4年の学生も、卒業研究の一環として開発に携わっており、学生のアイデアが完成に導いたという話もありました。
説明後は実際に「INDIGO SOLEIL」を試飲し、ワインに合うおつまみと合わせたり、市販品と飲み比べをしたりしながら味わいました。
「炭酸の加減がちょうど良く、鮮やかで綺麗な色のワインになっている」「喉越しが良く、後味の良い味わい深いワインだと思う」、など多くの称賛の声があがりました。
今後は、既存のワイナリーなどで製造委託できるところを探し、そこと協働して大量に生産できる醸造条件を確立し、市販品として出荷できるよう進めていく予定です。
- 納庄教授のコメント「今回試飲頂いたのは、本場シャンパーニュ地方の伝統的な醸造法である瓶内二次発酵という非常に時間と手間がかかる方法で作成した試作品です。約一年かけて熟成、発酵させるもので、途中、雑菌が入ってないか、発酵は大丈夫かなど心配になることが多かったのですが、多くの皆様に『本当に美味しい』と評価して頂き少し肩の荷が下りた感じでホッとしております。今後は美作大学発の製品として市販し、ぶどう農家と美作地域の発展に少しでも寄与できればと思っております」
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