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Monday, July 3, 2023

食物アレルギーの子なぜ増加? 目立つ果物類 花粉症との関連も朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

  • アピタル

貞国聖子

 食物アレルギーがある児童生徒が増えている。公益財団法人・日本学校保健会(会長=松本吉郎・日本医師会長)が昨年、全国の公立小中高校などを対象に行った調査では、2013年の前回調査時から約12万人増えて約52万7千人にのぼった。専門家は、木の実類や果物類のアレルギーが増えていると指摘。学校給食での対応も必要になりそうだ。

 調査では、食物アレルギーの原因となる食物を尋ねた(複数回答可)。鶏卵が約13万6千人(25・8%)で最も多く、果物類が約13万1千人(25・0%)、甲殻類が約7万8千人(14・9%)、木の実類が約6万5千人(12・4%)と続いた。

花粉症の増加と関連も

 調査に携わった日本アレルギー学会理事長の海老澤元宏医師は、花粉症になると果物アレルギーを発症しやすくなると指摘。花粉症の子が増加しており、それに伴って果物アレルギーの子も増えているとみる。

 同会が作成した「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」は、花粉症と食物アレルギーの関連が証明されている果物として、リンゴ、モモ、キウイ、スイカなどを挙げている。

 また、海老澤医師は「木の実類のアレルギーの増加も目立つ」という。給食のサラダやドレッシングにナッツがまぶされていることがあるため、「食材の変更など給食での対応も必要になってくるだろう」と話す。

給食で初めて発症のケースも

 家庭などで食べたことがなかった食材を給食で口にし、初めて食物アレルギーを発症する「初発事例」もある。同会は今回の調査の一環で、市区町村教育委員会が21年度中に把握した「初発事例」も集計。全国で計504件あった。食物アレルギーの発症を防ぐため、なるべく発症の原因となる可能性がある食材を使わないメニューにする学校もある。

 同会の調査は昨年、全国の公立小中高校と特別支援学校義務教育学校、中等教育学校を対象に実施。77・6%にあたる2万5466校(児童生徒約830万人)から回答を得た。(貞国聖子)

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