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Thursday, April 13, 2023

食物アレルギーの予防に乳児期の摂食開始が有用 - 日経メディカル

 英国Imperial College LondonのRoberta Scarpone氏らは、アレルゲンになり得る複数の食品を乳児期に摂取開始すると、5歳までの食物アレルギー発症を減らせるかを検討するために系統的レビューとメタアナリシスを行い、食事への早期導入によりあらゆる食物アレルギーのリスクは低下していたが、介入を中止する割合は高かったと報告した。結果は2023年3月27日のJAMA Pediatrics誌電子版に掲載された。

 乳児期の食事に卵やピーナツを早期導入すると、小児期にそれらのアレルギーを発症するリスクが低下することが報告されている。しかし、食物アレルギーの原因となる複数の食品を早期導入することで、食物アレルギー全体のリスクを減らせるかどうかは明らかではなかった。そこで著者らは、アレルギーの原因となる食品を乳児に与え始めるタイミングと食物アレルギーの関係を明らかにするために、系統的レビューとメタアナリシスを実施することにした。

 2022年12月29日までにMedline、Embase、コクランセントラルに登録されていた研究の中から、1歳になるまでにアレルゲン(牛乳、卵、魚介類、木の実、小麦、ピーナツ、大豆)を食事に早期導入し、1~5歳までのIgE介在性食物アレルギー発症リスクについて報告していたランダム化比較試験を選び出した。アレルゲンの摂取を早期に開始した場合と遅れて開始した場合を比較した研究、摂取量が多い群と少ない群を比較した研究、対照群を母乳栄養群、アミノ酸粉ミルク群、それら以外のアレルゲン曝露を減らした群、もしくは標準ケア群に設定していた研究とした。

 有効性の主要評価項目は、1歳から5歳までの期間のあらゆるIgE介在性食物アレルギーの発症とした。安全性の主要評価項目は介入に関連する理由での離脱に設定した。副次評価項目は、特定の食品に対するアレルギーなどとした。エビデンスの質の評価はGRADEシステムを利用した。

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