諏訪湖の食物連鎖解明を目指す海洋研究開発機構(神奈川県)の高野淑識(よしのり)・生物地球化学センター長代理(47)や信州大などの研究チームが、諏訪湖のワカサギやオオクチバスの体を形づくる「炭素」を調べ、食べている餌の1、2割は陸上など湖以外からのものとみられると明らかにした。湖内由来、湖外由来それぞれの炭素の割合で推測。鍵となるのが、湖底から湧き出る炭素を含むメタンガスだといい、来年1月から湧出箇所(釜穴)を調べ、精度を高める。
これまでの研究で、湖底の地下深くから湧き出るメタンガスに深部由来の炭素が含まれていることが分かっており、研究チームは、この炭素が餌を通じて湖内の生物に取り込まれているとみられることに着目。ワカサギなどの体を構成する炭素の由来を解析した結果、ワカサギで10~20%、オオクチバスで10~25%が湖外由来の食物を取っていると推測できた。
来年…
諏訪湖の「釜穴」を調査へ 湖内の食物連鎖を調べるため|信濃毎日 ... - 信濃毎日新聞デジタル
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