食物繊維の摂取によって満腹感が長く続いたり、いくつかの疾患のリスクが抑制される可能性が示唆され、体に良い栄養成分として推奨されている。ただし、食物繊維といってもその種類は数多くあり、全て同じように機能するわけではないことを示す研究結果が、「Cell Host & Microbe」に4月27日掲載された。論文の上席著者である米スタンフォード大学のMichael Snyder氏は、「食物繊維は種類によって機能性が大きく異なり、信じられないほど不均一だ。仮に『食物繊維は全て同じ』と言うのであれば、それは『動物は全て同じ』と主張するようなものだ」と語っている。
Snyder氏らは、一般的に摂取されている食物繊維サプリメントに着目し、それらがコレステロールと血糖値などにどのような影響を及ぼすかを検討した。同氏によると、多くの人が食物繊維摂取推奨量を満たしておらず、サプリで補っているが、それが健康の維持・増進に役に立っているのかどうかは、はっきりしていないという。
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食物繊維サプリメントの効果はどれでも同じとは限らない | ヘルスデーニュース - 毎日新聞
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