ニッポンハム食の未来財団はこのほど、京都市の京都産業会館ホールで保育者を対象とした「食物アレルギーセミナー」を開いた。京都市保育園連盟が協力。これまで栄養士を対象にしたセミナーは定期的に開いていたが、保育者向けは今回が初めて。会場に集まった約50人のほか、Webで約600人が参加した。
あいさつに立った岩間清理事長は「最前線の現場にいらっしゃる保育者の方々に参加してもらいたいと、今回初めて開催した」と説明した。
まず、同志社女子大学の伊藤節子名誉教授が「食物アレルギーの基礎知識と給食対応のポイント」をテーマに講演。乳幼児の食物アレルギーの特徴や症状などについて、実例や調査結果などを示し説明した。
続いて、大阪はびきの医療センター小児科の亀田誠主任部長が「保育所・こども園での食物アレルギー対応」と題し、子どもに症状が起きた時の対応について、エピペン(アドレナリン自己注射薬)を用い実演した。
食の未来財団の管理栄養士、川澄要重氏を交えた座談会では、参加者から調理時のポイントや器具の正しい管理などについて質問が寄せられた。
岩間理事長の話 食物アレルギーについて「何だか難しい」「自分には関係ない」と考える人は多く、一部の人たちの努力で何とかなっているのが現状だ。ステークホルダーのすべてに正しい知識を持ってもらうことが大事。
コロナ前はセミナーを開いても多くて70人ぐらいの参加者だったが、世の中が変わりWebを利用することで10倍の人に参加してもらうことができた。今日話を聞いた方々に伝道師となってもらい、より多くの人に知ってもらいたい。
食物アレルギーセミナー 保育者対象に初開催 ニッポンハム食の未来財団 - 食品新聞社
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