健康的で栄養価の高いスーパーフードとして人気を集めている「チアシード」。「なんとなく体によさそう……」と思いつつも、実は何に役立つのかよく知らずに食べている、そんな人も多いのでは? 【写真】これを食べればスッキリ!「便秘解消」に効果的な食べ物・飲み物12選 そこでオーストラリア版ウィメンズヘルスが、チアシードの魅力とまだあまり知られていない実力について栄養士に取材。思った以上にチアシードの実力は奥深いことが判明。あらためてそのパワフルな魅力を解説しよう。
チアシードとは
チアシードとは、「チア」という植物の種。チアは、南アメリカ原産の、学名「サルビア・ヒスパニカ」と呼ばれるシソ科ミント系サルビア属の植物。そのチアの花が咲いた後に作られる種がチアシード。南アメリカでは昔から貴重な栄養源として食されており、現代ではオーストラリアや南米各国を中心に栽培されている。種は直径1mmほどで、水を含むとふくらんでゼリー状の膜ができるのが特徴。
チアシードの効能は?
米国農務省(USDA)によると、タンパク質(28gあたり4g)や、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているそう。さらにうれしいことに、チアシードを食べると1食分で11gの食物繊維を摂取できるので、満腹感が得られることから、ダイエットにも効果的だと言われている。 「多くのアメリカ人が、食物繊維の推奨摂取量を満たしていません。チアシードをスナックや料理に加えると、手軽に食物繊維を補うことができます」と話すのは、管理栄養士のハーブストリート。アメリカ同様、日本人も食物繊維の推奨摂取量を満たせていない人が多い状態。チアシードは食物繊維不足の改善に役立つ食材のひとつ。
チアシードはダイエットに効果がある?
栄養豊富でダイエットや美容に効果があるとして、海外のセレブや女優たちが取り入れたことでスーパーフードとして注目を集めたチアシード。チアシードに含まれる食物繊維が、ダイエットの手助けをしてくれるのは確か。食物繊維の摂取量を増やすことで、減量が達成しやすくなるという研究結果もある(医学学術雑誌『Annals of Internal Medicine』より)。 また、ある調査によると、減量を目指す被験者がタンパク質の摂取量を30%増やした結果、1日あたりのカロリー摂取量を450kcalほど抑えられ、特別な食事法を取り入れなくても12週間で約5kgの減量に成功したという(学会誌『Nutrition Metabolism』より)。 ただし、食事と栄養のカウンセリングサービス「Street Smart Nutrition」の創立者であり、管理栄養士のカラ・ハーブストリートによれば、「結局のところ、体重を減らすダイエットとは、食生活と運動習慣を正すことであり、ある特定の食材を食べることや、特定の食材を排除することではない」とのこと。 「これを食べると減量できる、なんて都合のいい食材は存在しません。もし、劇的なビフォア・アフターを求めてチアシードに過度な期待を寄せているのであれば、栄養士から個別の食事指導を受けることを勧めます」と、ハーブストリート。 要するに、チアシードがおなかの脂肪を燃焼させるわけでもなく、代謝を上げる効果があるわけでもないという。チアシードは”魔法の食べ物”ではなく、上手に取り入れれば健康的な食習慣を築く一助になってくれるもの、と考えるのが正解。
食物繊維が豊富!「チアシード」の効果と食べ方【栄養士が解説】(ウィメンズヘルス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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