長野市三輪で洋菓子店を営む飯田紗央里さん(38)が7月4日、災害時の食物アレルギー対応をテーマにした講演会をオンラインで開く。2019年の台風19号の際、炊き出しで適切な配慮が難しかった経験から、アレルギーのある人に備えをしてもらいつつ、行政や地域がどう支援できるか考えたいという。
飯田さんは17年から菓子店「CocoChouChou(ココ・シュシュ)」を経営。卵や乳製品、小麦粉を使わず、食物アレルギーに対応した菓子を手掛けている。19号災害時は、市内で飲食店を営む藤沢岳さん(41)ら有志グループの炊き出しに協力。アレルギーに対応した食事の提供を模索したが、調理器具の使い分けなどが難しく、断念したという。
藤沢さんは、平常時から理解を深めて備えておかないと「緊急時に何もできない」と考える。飯田さんは、アレルギーのある人が災害時に声を上げやすいよう、地域に理解を広げたいとする。
当日は藤沢さんや福島県の団体の事例報告の他、大阪府の患者団体代表との意見交換などがある。アレルギー対応食の紹介もある。午後1時から、無料。要予約。30日までにココシュシュのサイト内にある講演会のページなどから専用フォームで申し込む。
災害時 食物アレルギーにどう対応 長野で来月 講演会|信毎web - 信濃毎日新聞
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