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Thursday, July 7, 2022

中日が抜け出せない『食物連鎖』…ヤクルトに早々とマジック点灯した図式 今季のセは“極端な苦手”があちこちに - 中日新聞

1回裏、牧(後方)に中犠飛を許した小笠原

1回裏、牧(後方)に中犠飛を許した小笠原

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って 6日 DeNA3-1中日(横浜)

 5位のDeNAに1勝8敗。腹は立つが、一方的な戦績になっているのは他にもある。中日から荒稼ぎしているDeNAは、広島には歯が立たない。何と1勝11敗。その広島は阪神にも強く、今季12試合目にして初めて負けたが、9勝1敗2分け。しかし、その広島はヤクルトにはからっきしだ。1勝10敗1分けと阪神とDeNAから稼いだ貯金を、せっせとツバメの巣に運んでいる。

 順位通りのヤクルト―広島―阪神・DeNA―中日。ヤクルトが早々にマジックを点灯させた図式は、ここにある。そして最下位の中日だけが、ヤクルトに勝ち越している。食って、食われる。まさしく弱肉強食であり、食物連鎖。ここから抜け出すのは容易ではない。

 この日は守っては1回、打ってはあと1本。どちらもずっと言われている竜の弱点である。77試合で47失点。イニング別で最も点を失っているのが1回だ。言うまでもなく先発投手の責任。各チームの「ワーストイニング」を見ると、ヤクルトも1回(40)、セットアッパーがいない広島は8回(49)、巨人は2回(44)、阪神は6回(37)、DeNAは3回(52)となっている。

 1回じゃなければ点を取られていいというわけではないが、打線の得点力を考えればいきなりの失点はチームの士気に関わる。投手にとってスムーズに立ち上がるのは永遠の課題だが、やはりどこかに原因がある。

 相手がDeNAである以上、半分は屋外で戦う。ようやく連敗を止めたと思ったら、この日の負けで屋外は7勝18敗。強かったころも含めて、ドラゴンズが長年打ち破れなかった壁である。

 次カードはホームで広島戦。秋山翔吾が合流すれば、さらに攻撃力がアップする。ただ、中日とは対照的に、ドームで弱いのが広島だ。何と2勝15敗。極端な苦手があちこちにあるのが今季のセ・リーグだ。まずは高橋宏で勝つ。そして広島をたたく。そのためには「1回」と「あと1本」。やるべきことは見えているのだが…。

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