食物アレルギーに配慮したメニューを提供する新潟市中央区のカフェが、食物アレルギーについてオンライン上で気軽に情報交換できる会員交流サイト「にいがたテーブル」をつくった。家族や自身がアレルギーで悩む人同士で、相談し合える場を目指している。
運営するのは新潟市美術館内にある「こかげカフェ」。同店のメニューは「卵、乳製品不使用」がコンセプトで、豆乳のソフトクリームなど食物アレルギーに配慮した食品の開発も手掛けてきた。
サイト設立のきっかけは、子どものアレルギーに悩む来店者の存在だった。これまで親子で参加できる低アレルゲンのケーキ作り教室や、管理栄養士を交えた座談会を開いてきたが、新型コロナウイルス禍で開催できなくなっていた。
オーナーの若山裕伸(ひろのぶ)さん(47)は「アレルギーに悩む親は多い。サイトなら、家からでも気軽に悩みを共有できる」と理由を語る。
サイトでは、「乳幼児」「小学校」「中学校・高校」など成長段階に応じた子どもの悩みを書き込み、情報を求めることができる。食物アレルギーに配慮している県内の飲食店情報も、会員が発信している。会員登録は無料。プライバシーに配慮し、サイト内では本名ではなく、ニックネームが表示される。
子育て中でない人からも経験談を募集している。若山さんは「新潟が、食物アレルギーがあっても楽しく過ごせる地域になってほしい」と期待している。
食物アレルギーの悩み サイトで共有 - 新潟日報デジタルプラス
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