生命に関わる深刻な問題を引き起こすこともある食物アレルギー。それを持つ人たちに気軽に交流してもらおうと、会員制交流サイト「にいがたテーブル」を1月に開設した。新潟市内で「卵と乳製品不使用」がコンセプトのベーグル店を営む傍ら、サイトを運営・管理している。
食物アレルギーとはゆかりがなかったが、長男の十和(とわ)さん(11)が1歳の頃、離乳食を与えた際に口の周りに発疹が出た。医師の診断で卵と落花生が原因のアレルギーと分かり、以後、買い物で商品の成分表示を逐一確認したり、冷蔵庫で卵と他の食材を別々に保管したりするなど気をつかうようになった。「家族の食生活は一変した。家庭内ではコントロールできるが、外食などが増えたらどうしようとの不安があった」と振り返る。
子育ての中で気づいたのは、食物アレルギーを持つ子どもに関する相談先が少ないことだ。新潟市内に「患者会」のようなグループやサークルは存在せず、相談の機会といえば、年に数回、専門医を受診する時くらいだった。「大人になると治るケースもあるが、症状や重度は人によってバラバラ。継続的に悩みを相談できるコミュニティーはとても少ない」
にいがた人模様:気軽に意見交換できる場に 食物アレルギーの相談サイト設立 若山裕伸さん(47) /新潟 - 毎日新聞
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