長野市の洋菓子店「CocoChouChou(ココ・シュシュ)」は4日、災害時の食物アレルギー対応を考えるオンライン講演会を開いた。同店代表の飯田紗央里さん(38)が、2019年10月の台風19号災害の炊き出しで悩んだ経験から企画。約230人が視聴した。
飯田さんは仲間と組み、同年12月にかけて浸水被害を受けた同市豊野町や松代町などで炊き出しを実施。担当者はアレルギーを引き起こす食品を使わない献立を一時検討したが、提供食材に偏りがあり大勢が調理や提供に関わるため断念したと説明した。運営側の知識向上やマニュアル作りの必要性も訴えた。
農林水産省の職員やアレルギー対応の専門家らは、日頃から当事者と行政などがつながりを持ち、献立は原材料全てを表示することが大切だと指摘した。国内メーカーによる対応食の紹介もあった。
飯田さんは「これを機に、アレルギーの当事者にとってより良い環境をさらに考えていきたい」と話していた。
災害時の食物アレルギー、どう対応 台風19号の経験踏まえ、長野で講演|信毎web - 信濃毎日新聞
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