卵や牛乳、小麦など特定の食品を食べるとじんましんなどを発症し、重症の場合は命に関わることもある食物アレルギー。原因となる食物を完全に取り除くのではなく、専門医の指導のもとで少量摂取する「食べる治療」で早期に改善できることが、最近の研究で分かってきた。将来、食物アレルギーに苦しむ子どもを大幅に減らすことは可能なのか。【渡辺諒】
食物アレルギーは、食べた直後に症状が出るケースが多い。文部科学省が2013年度に公立の小中高校を対象にした実態調査によると、小中高生の4~5%に食物アレルギーがあるとされる。少し食べただけでも、命に関わる呼吸困難や血圧低下などの重い症状を起こす事例もあり、かつてはアレルギーを引き起こす食物を口にしない「完全除去」が一般的対処法だった。
クローズアップ:食物アレルギー治療に光 原因物質、少しずつ摂取 専門医指導下で有効性 - 毎日新聞
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