小学生になると行動範囲が広がり、親の目が届かないところで食べ物を口にする機会が増える。
「福岡アレルギーを考える会」の会員の森 文子 さん(55)は、乳製品などにアレルギーのあった次男(23)が低学年の頃、こっそりチョコレートを買って食べ、体に発疹が出たことがあったという。「好奇心から色々食べてみたい年頃。アレルギーについて本人にきちんと説明することが大事です」と話す。
放課後に学童保育を利用する場合は、おやつが出されるため、事前にアレルギーがあることを伝えておく。友達の家でおやつをもらうこともあるので、保護者に相談しておくといい。森さんは「次男が友達の家に行く際は、おやつを持参させるか、おやつなしで遊ばせるようにした」と振り返る。自宅に遊びに来てもらうのもいい方法だ。
食物アレルギーの原因となる材料を使わないお菓子も市販されている。
福岡市の「すまいりー・くらぶ」は、アレルギーを引き起こしやすい28品目をすべて使わないクッキーやチョコなどを販売。鹿児島市のチョコレートケーキ専門店「ティーグルショコラ」では、卵、乳製品、小麦を使わないケーキを提供している。
福岡県宗像市の「もぐもぐぽけっと」は、28品目のうち大豆のみを使ったドーナツを販売する。味はかぼちゃ、紫いも、ココア、八女茶の4種類。息子にアレルギーがあったという社長の吉武麻子さん(48)は「友達や家族と同じおやつを囲んで、食べる楽しさを感じてもらいたい」と話す。
#食物アレルギーの子の入学(下)友達の家でもらうおやつに注意 - 読売新聞
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