伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。 今回はアボカドを使ったレシピのご紹介です 美容にいい、抗酸化作用があるなど、テレビや雑誌に取り上げられることもあるアボカドですが、100g当たりのエネルギーは約200kcalと少量でエネルギーがとれるため、食が細くなった高齢の方にもおすすめの食材です。また、食物繊維も多く含まれており、100g当たりの食物繊維量は約5gと、ゴボウと同じくらいの量が含まれています。 アボカドは脂質が多いため、食材同士のつなぎ役にも適する食材です。今回は、ばらけやすいひき肉が、アボカドとカレールウをつなぎとして、口の中でまとまりやすくなっています。さらにアボカドを加熱することで、より甘くクリーミーな食感になります。 季節をとわず手に入るアボカド、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
[作り方]
(1) アボカドは皮をむき、食べやすい大きさに切る。ひき肉は手で押しつぶして、一塊にしておく。カレールウは刻んでおく。 (2) フライパンに油をひき、すりおろしたニンニクを加えて弱火にかける。ひき肉を入れて、焼き付けるようにしてゆっくりと加熱する(ぼろぼろにほぐさない)。 (3) ひき肉に火が通ったら、水を加えてひと煮立ちさせ、アボカドも加えて、5分ほど落し蓋をして煮込む。 (4) 一度火を止めて、カレールウとケチャップを入れて溶かし、再度中火にかけてとろみがついたら火を止めてできあがり。 (5) とろみがゆるい場合には、(A)の材料を合わせて水溶き片栗粉を作り、(4)の鍋に加えて加熱し、とろみ付けをする。
伊藤清世(いとう きよ)
在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー 委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。
アボカドのカレーあん…少量でもエネルギー多く、食物繊維量多い(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
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